アジサシの挑戦記

挑戦を諦めない崖っぷち学生のブログ。

29話 デザイン思考で無双できるか? 2章

さて、デザイン思考について前回は「序章」という形で導入部分を触れてみた。

もうこうなったら最後まで自分の理解を深めるためにブログを書き通すしかない。

 

デザイン思考とは、今後求められる人材像の一つとして何らかの形で必要となるだろう。もはやデザイナーや一部の天才らの「専売特許」のごとき考え方では無くなってきているのである。

 

実際に世界中へ広まったのは実は最近ではない 

実は、このデザイン思考、5~10年前に唱えられ始めたばかりの思考方法かと思いきや、そうではなかった。意外と前から存在していた思考方法であり、それがなぜ日本に浸透しなかったのか、不思議に思うほどであった。以下、私が参照した文献にはこう記述されている。

 

2000年代に入り、IDEO発のアプローチ「デザイン思考」はイノベーションを起こす思考法として世界中に広がっていきました。ところが他国に比べ、日本はこの概念を正しく受け入れるのに時間がかかりました。なぜか。そもそもの「デザイン」という言葉の受け取り方が、欧米諸国とは違っていたからです。

(石川俊祐「HELLO,DESIGN 日本人とデザイン」幻冬舎、2019年 24頁)

 

なるほど、「IDEO」といえば、アメリカ発のデザインコンサルタントの会社であり、ティム・ブラウン氏がトップの会社である、とかつて就活を始めた頃に聞いたことがある。いや、就活を始めた際に、友人から譲り受けた本ではじめてその存在を知ったのだ。また、欧米・中印などでは知名度が高そうであるが、日本ではあまりごく一部でしか知られていないのかもしれない。私が法曹を目指していた頃は「デザイン思考」のでの字も知らなかったし、友人で知っていたのはほんのごく一部であった。

ちょっとした私見

「デザイン」という言葉の受け取り方が違う、とはどういうことだろうか。実際に私が推測したことと先ほどの書籍に記述されていた内容がほぼ一致した。が、ここでは引用はあまりせず、自分の主観のみで文章を書いていくこととする。

デザインには様々な意味が込められている。壁紙はどのようなものがよいか?どんな柄の飛行機をとばそうか?どんな列車を走らせようか?すなわち「表面上の印象・インパクト」をどう手がけるか。これがデザインだと考えられてきた。実際にそのような側面は存在するし、定義上は間違っていないはずである。そこから出た言葉が、「飛行機をデザインする」とか「家の中の空間をデザインする」という、ありふれた言葉に直結しているのではないか。

 

しかしデザインとは、欧米では考えを組み立てて、それを何らかの形で表現するという意味合いが強い。すなわち考えという中身からどんどん形成されていって、表現の場として、あらわれているもの、これがデザインだというのか。なるほど表面だけの意味合いでしか捉えられない日本には到底受け入れにくい意味が含まれている。

 

・・・とかだらだら言っていたら、埒があかないし、このブログはそもそも受験勉強や就活などのストレスを発散すべく書くにとどまるので(今のところは!)、次回からさらっと文献から学んだ事を自分なりの私見も交えながら瞬時に書いていくことにしよう。

 

まとめ。デザイン思考は、全てのビジネスに使える、今や社会で生きていくのに必要な考え方である。

続く!