首都圏のグリーン車自由席は積極的に使うべき?
結論:積極的に使うべし!!
JR東日本の普通列車などには、一部グリーン車がついているものがある。
写真に移っている車両のうち、真っ青のライン(E531系)が入っている列車にはグリーン車がついているが、その前の2つの列車は付いていない。
今回アジサシは、朝ラッシュ時の東京都心においてグリーン車がついている路線の一例として、今回は東海道本線の東京~横浜の平日朝ラッシュを挙げてみようと思う。
首都圏普通列車のグリーン車の特徴
首都圏以外にお住まいの読者の方なら、特急列車や新幹線以外にもグリーン車があるといっても、なかなかピンとこないと思う。
首都圏以外で有名な、特急以外でグリーン車を走らせているところといえば・・・岡山~高松間の快速マリンライナーくらいかな?佐伯発延岡行きの787系普通グリーン車は、本稿においては極めて特殊な事例なので、除外する。
しかし、これら列車のグリーン車は、すべて指定席である。特急列車はもちろん、新幹線においてもグリーン車→グリーン車指定席である。お金が飛ぶわ飛ぶわ・・・。
だが、首都圏の普通列車のグリーン車には、これらとは大きな違いがある!
それは、自由席であることだ!!
グリーン車なのに、指定する必要が無い!自分で空いている席を見つけて、乗車する!
指定した列車に必ずしも乗るとは限らないという方にとってはとてもありがたいことだ!
さらに、平日とホリデーで料金が異なるのだが、ホリデーでグリーン車に乗車しようとすると、通常よりも安い値段で乗車できる!このメリットも見逃せない!
割増料金と立席時に注意
しかし、メリットばかりではない。
デメリットも存在する。
事前にグリーン券を購入して乗車しないと、車内改札において割増で料金を取られるということだ。
実は他の特急列車などのように、切符を買う時間が無く、グリーン車に駆け込み乗車し、あいている席に適当に座っていると、車内改札でグリーン券を購入し、場合によっては席を移動することになるのだが、事前に買おうが車内で買おうが基本的には同じ金額である場合が多い。
しかし、これを普通列車のグリーンでやると、かなりまずい。
車内で購入すると、どの日に乗ろうと260円割増で料金がかかってしまうのだ!!
そして、駆け込んだグリーン車両が満席の場合、車両内の通路やデッキに立っていても料金が必要である!
詳細については下記に参考文献のURLを貼り付けているので、説明は控えさせていただく。
購入、そして乗車
普通列車のグリーン券を購入するには様々な方法がある。ホーム上の券売機で購入したり、改札外の券売機でも購入可能だ。しかし、ホーム上の券売機でグリーン券を「モバイルsuica」で購入することはできなかった。モバイルsuicaを持っている場合は、suicaアプリ内で購入することにしよう。
今回は東京→横浜の平日に事前購入をしたので、780円かかった。
さて、購入したら乗車しよう。
2+2列のリクライニングシート。座席はそこまで固くない。適度にふわふわで快適だ。
グリーン券をsuicaで購入し、suicaそのものに情報が入っている場合は、上にある光る部分が青くなるまでタッチしよう。
同一列車内で座席を移りたい場合は、移った座席の光る部分をタッチするだけだが、途中で他の列車に乗り継ぐ場合は、一旦上の光る部分をタッチして赤に変えてから他の列車に移り、またそこで青く光るまでタッチする仕組みになっているそうである。
おすすめは2階部分
これはあくまで私が乗車した感想ではあるが、2階部分のグリーン席中央部分が最も快適であると感じている。
人の出入りがそこまで多くは無く、かつ下からの振動音も少ない。
上から満員電車に乗り込む人々のラッシュを見ることができる。
上の写真は、川崎駅のラッシュの合間にあった人々のいないホームを捉えたものです。
映り込む人を最大限減らすのに苦労しました・・・。
この後は定刻で横浜駅に到着。ラッシュのせいか、私含め多くの人が下車していった。
リクライニング付きの普通車グリーンの自由席は、混雑する車内よりも快適に移動するのに便利だ。しかし、料金を考えるとグリーン車に乗る必要がないと考える方もいらっしゃるかと思われる。
乗るか乗らないかは、その日のコンディションに任せた方が良さそうだ。
補足
本稿での「普通列車」とは、首都圏におけるJR東日本の列車のうち、特急券を必要としない列車(例:E231系、E233系、E531系など)と定義します。したがって、快速アクティーや特別快速、通勤快速などの列車も、「普通列車」に含めます。
個人的には、日常で使うより、青春18きっぷで上京した際に小田原あたりから都心までグリーン車を使いたいです。
私が乗車した日はまだ新型コロナウイルスが収束しきっていない、2020年6月下旬です。就職活動を目的として上京していました。
参考文献
JR東日本「普通列車グリーン車」(2020年6月23日最終閲覧)
https://www.jreast.co.jp/railway/train/green/charge/