アジサシの挑戦記

挑戦を諦めない崖っぷち学生のブログ。

65話 就活生から見たM&A

64話 頂点を動かす者 の続きです。

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コリラックマ、かわいい〜!!

 

 

続く。

それだけかい!!笑笑

 

 

 

・・・・・・・・・・。

…さて、閑話休題。本題に入りますか。

なぜコリラックマの話をしたかというと、、、

 

適当なお題が見つからなかったか・ら・だ・YO!!

 

 

 

あと、本稿に関しては、いつも読んで下さる読者の皆様の中に、M&A業界に興味を持って、なお記事を作ってほしいとの依頼がありましたので、私が答えられる限りの全ての内容をここに書き記します。

 

注意:2022卒以降の新卒採用を私が受けた企業が行っているとは限らないので、混乱を避けるためにも企業名は敢えて述べずに記述していきたいと思っています。ワンキャリアやビズリーチキャンパスが使える方は、そちらを積極的に利用することをお勧めします。

 

まずは、読者の方のコメントに対する回答として、答えさせていただきます。

 

Q:ESはどのようなお題があったのか?

A:ES、といっても、エントリーシートのみを課す企業は1社もいなかったことから、ここでは1次選考に進む前の課題・試験も一括りにして答えさせていただきます。

 

・志望動機

・課題作文や試験

・テストセンターの受験

・オリジナルESの提出・課題提出

・Open ESの提出

 

・志望動機

志望動機は全ての企業で聞かれました。M&A業界を受ける理由、そしてその中でなぜ弊社なのか?

これを論理的に文章で答える必要がありました。

また、面接でも聞かれるので言葉で表しても自然な内容がいいのではないかと思われます。

 

・課題作文や試験

これについては、ワンキャリアに書かれてある体験談が1番わかりやすいと思いますが、企業によって異なるのはもちろん、ちょっとした変化球を投げてくる企業が多い気がしました。

なお、オリジナルESの提出を課す企業では、説明会を開催したのちに、直ちにESを書かせる、といった形を取っている場合が多かったです。制限時間がかけられていることにも注意が必要です。(座談会がある説明会では、試験や面接は開催されなかった。)

課さなかった企業は、その場で一次面接が行われました。

ざっくりとした内容については、オリジナルESの欄を参照のこと。

 

・テストセンターの受験

テストセンターなどを用いたものについては省略します。解いた感覚では、SPIが用いられていた感じがしました。しかし初問からいきなり高いレベルの問題が出てきたのには驚きました。

なお、科目は非言語、言語、英語、構造力把握、性格と、バラエティーに富んでいました。

ここまで全て求める企業なんざ滅多にないですよ。

 

・オリジナルESの提出・課題提出

ここでは企業のオリジナルの課題のみを取り扱います。

 

例えば、

学生時代に最も熱中したことと、その成果

志望動機

仕事観

人生設計

信念

 

といったものから、

 

M&Aに関する最近の動向とあなたの考え方

企業理念に関するあなたの考え方

会社があなたを取らなければならない理由

あなたを採用することで得られる会社の具体的なメリット

 

など、学生に対して変化球を通り越した魔球と言わざるを得ないものもありました。

 

そして極めつけは…

 

英語で文章を書け。

なお、辞書などは持ち込み不可。

 

そう、英語の課題が飛んできたのです!

 

丸の内に本社を構えている、と言ったら企業が特定される…まあいいか。その企業ではTOEICの点数が900点を超える方が内定者の半数以上いた、という話を座談会で聞いたような気がする。

もっとも、700点台もいるよ、と社員から言われてほっとした自分がいた記憶がある…!!

 

ただし、TOEICの点数提出は必須ではなかったものの、独自の試験で英語力を試されるのはなかなか鬼でしたな。

 

英語での論述試験では、語数制限がかけられていませんでした。

ただし、日本語で回答する試験については、字数制限が800字〜1000字までのものだったり、制限がなかったりするものがあったりと、企業によって異なりました。

 

なお、私はオリジナルの課題を課された企業において、合計約5500字の大論述を制限時間内に無意識に書いて提出し、突破した経験があります。

 

・Open ESの提出

これは企業によりますが、事実として要求してきた企業があったことだけは述べておきます。

 

論理的に書けているか?実績はあるか?というのは当然見られたかもしれませんが、かと言ってM&A業界向けにわざわざ書き直す必要もないと感じました。本来は鉄道と航空業界に出すためのESとして意識して書いていましたが、一切手を加えずに出した結果、求められた企業でいずれも通過してしまいました笑笑

就活の軸さえぶれていなければ良いのでしょうか?これに関しては人事のみぞ知るものです…笑笑

 

 

Q:面接ではどのような質問があったのか?

A:申し訳ありませんが、これに関しては殆どがうろ覚えです。記憶の範囲内で答えさせていただきます。

 

共通して聞かれたことは、ガクチカと志望動機です。

 

ガクチカに関しては、ただ学生時代に頑張ったことを述べるだけではなく、ここから出た具体的な成果と、会社での業務に結びつける必要があります。これがないと面接官に突っ込まれたり、誘導されるので気をつけてください。

 

志望動機も、なぜM&Aか、なぜ弊社なのか、その後のキャリアプランはどうするか?をしっかり述べるべきだと感じました。

 

M&A 業界に関しては、知る人ぞ知る高年収の業界であり、平均年収も1000万、高いところで2000万以上と言われています。また、企業によっては新卒2年目で6000万を年収で頂く猛者や、社員で一億以上を稼ぐケースもおり、上限がないことでも有名です。

そのため、高い年収が欲しいだけの人材をさっさと切り捨てようとする雰囲気がありました。

 

志望動機に年収や成長だけを絡めていると、非常に危険です…。

 

面接の中では特に変化球は来ませんでしたし、そこまで圧迫…といった感じはありませんでした。

ただし緊迫した雰囲気でした。

論理的に話していないと面接官の顔が曇ったり、途中で話を止めさせて突っ込まれたりするなど、鋭い面接ですので、一言を論理的に、素早く、大切に答えていくことを強くお勧めしたいです。

 

一次面接では、集団面接を課すところや、グループワークを課すところなど、多様な形態が取られました。

なお、集団面接において、面接官が誘導するような質問構成を組んでいる…と予想できた場合は、面接官の意図する質問の構成を早めに汲み取り、答えの中に混ぜておくと、質問が就活生に飛んでこなくなります。

すなわち、他の就活生は質問で誘導しないと答えられないが、この就活生は前の質問で答えてくれたからパスしよう…といった具合です。

 

私はこれを経験しました。

ケース:一次面接(集団面接)

ガクチカを答えてください、という大問があり、

その中に小問が隠れている場合がありました。

私は

ガクチカ→成果→会社へどうつなげるか?

という答え方をし、他の就活生がガクチカと成果だけを言及してくれた結果、残りの小問を面接官がカットしてくれました。他の就活生は驚いていましたが、ここはひるまず、驚かず、自然な態度で臨みました。

 

二次面接では、人事だけではなく現場で働く役員、それも部長級の面接が多かったです。

一次面接よりもガクチカと志望動機は厳しく追及されました。

逆質問に関しては、質問を行った際に「あなたはどう思う?」という質問をカウンターで返されるので、自分の考えを必ず示してから、質問を行うことをお勧めします。

 

なお、二次面接は学生2:1 面接官、という状態で、どちらを取るか?を比較するような質問が多かったです。

就活生の相手側のスペックが極めて高いと、その就活生が遅刻した…失言した…等のよほどのことがない限り突破は難しいと感じました。

実際に私はそこで相手側の就活生との実力差と、自分の実力のなさを痛感しながらお祈りを受けました。

 

まとめ

面接で聞かれること

ガクチカ

・志望動機

M&Aに関する質問など

 

最終面接に進みたかったなぁ…そこでは変化球以上の質問が飛んでくるのだろうな…がくっ。

 

 

Q:M&A業界におけるアジサシの志望動機はどのようなものか?

A:建前上の志望動機を企業に書いたので、そちらと本音の志望動機の両方を書きます。

 

志望動機:建前編 

M&A業界で圧倒的成長を身につけたかったから。

その背景には、新型コロナウイルスによる影響と、20〜30年後の若手によって私達がリストラされる懸念があることを話しました。

 

また、この業界を目指したいと思ったきっかけにも言及し、阪急阪神経営統合という、鉄道業界の再編にM&A業界が関わっていることに感銘を受けたことと、小さな案件をこなしていき、やがてはこのような大型案件も携われることに興味を持ったことも話しました。

 

 

志望動機:本音編(いずれ面接で言うであろう志望動機)

日本のモビリティの究極的な発展と多世代のための都市構築を目指すため、すべての種類の公共交通機関を可能な限り統合すべく、鉄道会社を中心とした大型のM&A案件を推し進めていきたいということ。そのために新卒からM&A業務に携わり、信頼される実績とクラス、市場価値としてもっとも測りやすい、正当な年収をいただきたい、ということ。

また、将来は自らM&Aを主体とした投資ファンドを立ち上げ、日本における未来のまちづくりの一端を担うべく、鉄道はもちろん、商社・IT・その他必要な業界等に出資を行い、社会全体の再編を促す、という目標を達成するために志望した、ということ。

 

を考えていました。

 

もっとも、私が携わろうとしている業界が鉄道であることに変わりはないため、鉄道での経営を投資やM&Aという立場から行うには、外資系企業に所属していると不都合が生じると考えていました。

どんなに良い案を出しても、地元住民の反発や株主総会での予想以上の否決は避けられない、と考えたからです。

事例として、

JR九州とファーツリー・パートナーズ

西武ホールディングスサーベラス

を見てみると、外資系と鉄道会社との間に考え方の乖離が見られるでしょう。

特にサーベラスに関しては西武に対して敵対的TOBを行う、西武ライオンズを売ろうとする、一部路線を廃線しようとするなど過激的な面が多く、たとえ経営や企業価値向上のためとはいえ、沿線住民の理解が得られるとは到底思えない提案をしていました。

 

しかし、国内のファンドと言っても、深く考えれば意図が分かる方針を立ててきていた村上ファンドが、少なくとも表面上はうまくいっていなかった(阪神電気鉄道敵対的買収について)ことや、当時の阪急ホールディングス側に付いていた当時GCAの佐山現スカイマーク会長による、ホワイトナイトでの経営統合を見ると、どうも日系のM&A企業で下積みを行ったほうが賢明だと考えられるのです。

阪神近鉄と手を組んでいたら、本当に姫路〜名古屋・奈良間の直通特急が完成したんじゃないか…?運賃も手ごろになってたんじゃないか?…しくしく)

 

故に私は以上の事例を踏まえて、かつ将来を考えた結果、外資系や投資銀行等ではなく、日系のM&A企業で働くことを志望したのです。

 

個別になぜ弊社なのか?という質問は省略します。

 

Q:最終面接一歩手前まではどのようなフローだったのか?

 

・ES

・説明会兼一次試験(ここでESを書かされるところもあった。)

・テスト(テストセンターを用いたり、独自の試験を課したり、また両方課したりと、さまざま)

・一次面接(一部グループワーク)

・二次面接

・(三次面接は、一部企業)

 

でした。

 

Q:M&A業界の今後の展望について

これは実際に2020年4月頃、部長級の社員が私の逆質問で答えた回答をまとめた話となります。

その後に今後の展望に対する私の考えも載せておきます。

 

私自身も、実際に同じ質問を逆質問で行いました。

社員からは(アジサシは)どう思う?と質問を返されました。

私はコロナウイルスが追い風となって売り手が増えることや資金の耐えている買い手が複数買収することで展望は良くなると発言しました。

 

社員は以下のような旨を話します。

2019年にはM&Aの成約件数は過去最高を記録しました。そしてたしかに売り手はコロナウイルスの影響により急激に増加するため、成約件数も増えそうに見えるし、これによって展望は一見すると良いように見えますが、今後M&Aの成約件数については半減する、と私(社員)は考えています。これは新型コロナの影響により買い手が大幅に減ることが予想されたからです。

結果として、M&Aは売り手が増えても全体的には半分に落ち込み、展望については厳しい、と言われました。

 

なるほど…

たしかに、コロナの影響が弱まらない限り、また経済全体の回復の兆しが認められない限り、業界の展望は厳しいでしょう。しかし、今はなんとか回復させようと、厳しい状況の中で全ての業界が努力を続けています。その中には資金も調達して買収を考える企業もそろそろ出始めてもおかしくありません。

私は企業全体の調子の一つの指標として、日経平均株価を見ていますが、本稿を書いた9月3日では既にコロナ前の水準まで戻っています。これが一時的なものになるかどうかはコロナウイルスと世界情勢に委ねられますが…。

すなわち、人材と資金を耐え抜いた企業がこれから事業拡大と業績悪化予防のために買い手として動き出すと思われます。

よって、結論では、M&Aの展望は、遅くとも5年以内に極めて良くなるし、むしろ業界内ではM&Aに関する人材が不足して、ある意味苦しむことになる、と私は考えています。

 

もっとも、これはあくまで私の空想論に過ぎないのですが、需要がこれから増えたところで、手数料を低くしなければ成約できないから、件数は増えても業界に携わる社員の客単価および給料は結構下がるだろうなぁ…とも考えています。

 

結論:業界の展望は、コロナさえ乗り切れば良くなる。

 

以上でコメントに対する答えは終わります。

 

 

おまけ

 

さてさて、M&A業界の就活で学んだことを、可能な限り全てアウトプットしていきたい。

 

もっとも、メリルリンチをはじめとする、投資銀行や証券といったM&Aを専業としない企業は受けていないので悪しからず。

 

M&A業界のビジネスモデル抜粋

私が就活で受けたM&A業界のビジネスモデルを見てほしい。

ただ、ざっくりとしているため、詳細は各自それぞれの企業の説明会等に出て情報収集されることを強くおすすめしたい。

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写真にもある通り、M&A業界の仕事…と言ってもビジネスモデルは企業によって大きく異なる。

 

売り手と買い手を仲介し、友好的合併をモデルとするものや、どちらか一方にだけ付いて、その企業(クライアント)の最善を徹底追求するモデルなど、様々だった。

 

細かい視点で見ると一社一社全て異なるため、企業の説明会をしっかり理解すべし。

 

新卒採用は非常識!?

中途採用が一般的。〜

 

M&A業界に進出する企業の採用は、一般的に中途採用が中心だった。

これは私が受けた全ての企業の人事が口を揃えて述べていたことだ。

 

新卒採用に関しては、隔年で行う、毎年採用するが厳選採用、そもそも新卒採用を行なわない、といったように極めて門戸が狭い状態だった。

 

しかし、近年になって新卒採用を積極的に行い始めました、という企業が出た。

私は実際に、エントリーした全ての企業にこのような質問をした。

M&A業界の会社は、新卒採用をあまり行っておらず、主に社会経験を積んで実績を残された方が中途採用で入社するのが一般的だと思っていましたが、なぜ今この時期に新卒採用を行うようになったのですか?また、まだ私たち新卒学生は社会にまだ出たことが無い方が多いですが、社会経験を積んでいる中途とは違う私たちに何を求めていますか?」という旨を。

 

その理由として返ってきた答えは、(1社しか覚えていなかった…泣)なぜ新卒をとるか?という点では「将来的に企業の幹部を担ってほしい」といったものだった。

 

また新卒に求める人材としては、

「大手のエリート社員(後述)に匹敵するレベルをもつ人材を求める。」

「論理的思考を持つことはもちろん、積極的に行動する人材を求む」

「クライアントに対して真摯に向き合い、決して投げ出さない人材を求む」

といったものだった。

 

ちなみに「大手のエリート社員」は、私が勝手に省略し解釈した言葉だが、具体的に人事からは、「私達は伊藤忠商事をはじめとする企業群においてトップクラスの成績を持つ社員をヘッドハンティングする。新卒の社員には彼らのようなポテンシャルに匹敵するような人材であることを求める。」といった旨を言われた。

 

つまり、中途採用と言っても、実態としてはM&A業界の企業が、伊藤忠商事などの日本を代表するようなトップクラスの企業の、中でもトップクラスの成績をおさめている社員を、ヘッドハンティングしている、といった具合だった!

 

すなわち、新卒には、ヘッドハントされた彼らのようなレベルの人材を求める、といった感じだろうか。

 

選考について(追加記載)

そして、M&A業界の企業は、「うちは、人を大切にする。故にこれら人材を大切に選ぶために、選考ごとに少しずつ落としていく方式をとる」とのことだった。

 

では選考は奇抜な問題が飛んでくるのか?と言われると、意外とそうではなかった。

 

では改めて、私が受けた企業のざっくりとした選考フローをまとめて書いていきたい。

 

時期は企業によってかなりバラバラであった。私が聞いた話では、M&A業界の本選考は、早い企業で大学3年(大学院1年)の6〜8月から始まると言われていた。

しかし実際に私がかかる業界をエントリーして本選考に挑んだのは3年生の12月になってからだった。なお今年は新型コロナウイルスの影響か、4年の4〜6月になってもエントリーを募集していた企業があったので、私はこれまで見ていなかったM&A業界の企業にエントリーすることができた。

すなわち、業界内でどのあたりに集中して選考が行われている、ということはなく、企業ごとにスケジュールを把握しなければならない。

 

企業の説明会自体は3年の10月〜11月あたりにあったので、それも受けてきた。

なお、インターンシップに関しては私は全く知らず(というか既に終わっていた…。いつからインターンが始まっていたかは分からない…)、1社も受けていない。

おそらく、インターンで勝ち残って、早期選考組は3年の夏〜秋あたりで内定し、早期選考に進めなかった方は本選考で挽回する…という形をとっているのかな?どうなんだろ…?

 

 

・ES

・説明会兼一次試験(ここでESを書かされるところもあった。)

・テスト(テストセンターを用いたり、独自の試験を課したり、また両方課したりと、さまざま)

・一次面接(一部グループワーク)

・二次面接

・最終面接(人によっては面接の回数が違う…といった企業も。)

内々定

 

 

よって、一つ一つの選考は他の業界の選考と比べて、一見するとあまり変わらないように見えるが、就活生の話す内容は他のそれとは次元の異なるレベルだった。これは後にその他で述べる。

 

入社後は?

新卒で入社後は、主に以下のルートを通ると言われた。

新卒↓

アナリスト

アソシエイト

ヴァイスプレジデント

ディレクター

○○ディレクターなど

 

とある企業の制度では、基本的に実力主義で昇進する仕組みであり、実力のある人はそのスピードも速いのだが、ヴァイスプレジデントまでは最低でも年功で誰でも上がることができる。しかし、ディレクターより先は完全実力主義で成果が乏しいと上がることができない。

 

誰でも、と書いたが、座談会で聞いた話によると、年功で上がった人はいないらしい。上がる前に転職してしまうとのことだった。

そのようなカラクリがあったのね…。

 

その他

さて、M&A業界に新卒で挑む場合に、必ず気をつけなければならないことが2つある。

 

まず、簿記2級以上は必ず取っておくこと!!

 

これは入社前に全員が取っておかなければならない資格だそうで、取れなければ内定取り消しになりうるとのこと。

この旨を聞かなかった企業は1社もなかったので、もしそうでない企業があったら、私が受けていない企業で緩いところなのだろう…ウラヤマシ。

 

次に、以下のステータスはいずれか持っておくこと!!些細なことでも良い!

 

・海外留学経験

・体育会経験

・長期インターン経験

・起業経験

・表彰経験(学業)

・表彰経験(その他)

・難関資格保有

 

私は表彰経験(その他)で、陸上競技における入賞および優勝経験を複数書き連ねた。

地方ロードレース入賞

リレーマラソン優勝

地方福男選び優勝(西宮神社のやつではない)

 

ちなみに、集団面接に出てきた就活生のステータスもざっくり話したい。

・体育会主将(これが最も多かった。)

・体育系サークル会長

・学生起業家

公認会計士試験合格

・大学首席

・長期留学

 

どういうわけか、これらの集団の中で私は突破したのだが、二次面接で現れた1vs1での就活生のステータスが圧倒していた。

 

・東大院首席クラス

・起業して自らM&A業務を行いEXITを経験して得たお金は数億円。

・外国人で流暢な日本語を話す

・弁論(しかも英語)世界大会3回戦進出

 

勝てるわけがない。これ全部1人だぞ?

ポメラニアンが戦車と戦って捕食するレベルで勝てるわけがない。手の打ちようが無かった!

 

そこで私はお祈りされた。

よくここまで頑張った!と自分をはじめて褒めた。

しかし、上記に述べたように、新卒に求める人材が、「伊藤忠のトップクラスに匹敵する」ことを考えたら、彼らのステータスや実績は妥当なものである、と納得せざるを得ない。

 

以上で、本稿の記事を終えたい。

長文となりましたが、ご精読ありがとうございました。