アジサシの挑戦記

挑戦を諦めない崖っぷち学生のブログ。

第1話 とりあえず何か行動しよう

アジサシは考えた。そして、大好きなマグロをついばみながら言った。

「今、俺には何がある?」

 

アジサシ(以下、俺)は、今の自分のステータスがどうなっているか、将来何がしたいのか、俺が手に入れたい生涯年収はいくらか、とりあえず洗い出してみた。

 

「んーーー・・・全然だめじゃないか。どうりで彼女もいなくなり、就活もうまくいかず、人生で途方に暮れるわけだ。」

俺はこの記事を書いた当時、大学(学部)3年生だ。就職活動は既に始めている。取っている資格は、高校の時に取得した「英検2級」と「漢検2級」、大学の時に取得した「自動車免許(MT)」と「販売士2級」のみだ。取ろうと思えば誰でもとれる、ごくありふれた資格が並ぶ。

いっぽうで、特技のほうにも目を向ける。中学から続けてきた陸上競技、高校でやめたピアノ、そしてヴァイオリンである。趣味としては、旅行かな。

しかし、陸上競技は、今から1年ちょっと前におきた「あること」が発端となり、どんどん弱っていった。ピアノやヴァイオリンも、そもそも家に無い。

 

大学自体も、一般入試で入ったとはいえ、そこに進学したからといって周囲から大きなアドバンテージを得られるかと言われると、決していえるような場所では無い。

今の自分のステータスをSS S A B C D E Fの8ランクに分けるとすると、間違いなくFに入る。周囲に誇れるほどの雑魚といっても過言では無い。

 

今の俺のステータスは最低ランクだ。では俺は将来何がしたいのか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・。

わからない。

とてつもなく抽象的だが、少なくとも日本史に残るような大きな物事を達成したいということ以外は、今はわからない。

強いて言うなら、鉄道会社に就職して、日本の都市構造を鉄道のまちづくりのノウハウを活かして本格的に変えていきたい、ということくらい。そもそも鉄道会社に就職できる見込みが現実的にない俺にとっては、鉄道ベンチャー企業を、自ら立ち上げない限り不可能だろう。情けない話だぜまったく・・・。

 

あとは、どのくらいの生涯収入がほしいか、だが。

できるだけたくさんあればよい。

とあるRPG風に言うと、「しかし、お金が足りない!!」という吹き出しのメッセージをなくしたいのだ。

お金が足りないと、買いたい物が買えない、すなわち自由度が制限される、と俺は考えている。また、目の前にある大切な幸せ、よりどころも失うことになる。例えば、彼女、彼女の進化形である、嫁、趣味、食事etc...

次々と不幸が襲いかかってくるのである。

 

ナレーター「だから、いくらほしいんだよ!!」

俺「10億。」

これだけは、譲れない。俺の今後の人生がどうなろうと、一生のうちで10億稼ぎたいのだ。

日本で一生に稼ぐ金額の平均っていくらだったっけ。たしか1~2億あたりだった気がする。それの約10倍を、求めているのだ。あほらしい。

 

当然だが、何もできない人に10億も支払う世界は、たとえ転生とかの世界が存在したとしてもあり得ない話だ。もらうにはそれに見合った市場価値を社会に証明しなければならない。個人の市場価値であって、会社の市場価値とか、所属する団体の市場価値ではない。

 

ナレーター「アジサシよ、そのためにおまえは今から何をする?」

俺「それは、自分の市場価値を極限まで高めるために、今から学ぶしかないっしょ」

 

俺は才能の「さ」の字も持っていない、下手したらどこかの会社かなにかで「使い捨て歯車」にされて捨てられる人生しか待っていないのかもしれない。家族を持つことなく、家族の温かみを知ることなく、孤独に人生を終えるかもしれない。そんな人生もある。俺はそれで幸せか?それで満足か?

 

答えはNOだ。

 

顔なんて誰にも見せられないほど不細工である。筋肉もなく、頼りがいのない人間だ。

だからこそ、俺は今から自分の市場価値を上げていくための行動をする。

 

それに、資格が人生で必要なのか、社会で本当に求められているのか知りたいし。

肩書きもほしい。

自分の成し遂げたいことを不自由なく成し遂げたい。

 

まずは、2ヶ月前に迫っているTOEICから重点的に勉強しよう。